■ランチアの開発主任・ヴィットリオ・ヤーノが手がけたD50は、エンジンを中心軸から角度をつけて配置しボディの
空力性能を高め、エンジンを構造の一部とし剛性を確保、両サイドのサイドポンツーンを燃料タンク化して重量バランスと
空力を向上させる等の革新的設計のF1マシンでした。
ドライバーに前年チャンピオン、A・アスカリを迎えてD50は1954年F1最終戦でデビュー、苦戦しつつも1955年シーズンを
戦いました。 55年モナコGPにおいてはトップを快走していたアスカリが港に転落してリタイアするというアクシデントに
見舞われましたが、代わってE・カステロッティが2位に入る活躍を見せました。
このLancia時代のD50を55年モナコGP仕様と54年のテスト仕様でキット化しました。
K396 Ver.B ● 1954 Test Version : A.Ascari
サイドタンクやボディカウル、ノーズのディテールがモナコGP時の実戦仕様とは異なるテストバージョンをモデル化。