1986年創業のチューニングカー・コンストラクターの『マインズ』が「日産 スカイライン GT-R(BNR32) N1」をベースに製作したチューニングカー「マインズ スカイライン GT-R(BNR32) N1」を忠実に再現したモデルとなります。
※画像はメーカー監修中のサンプルモデルの為、実際に発売される商品とは異なる部分がございます。

【車両解説】
1986年創業のチューニングカー・コンストラクターの『マインズ』。1980年代中盤と言えば、ボアアップによる排気量拡大やビッグキャブの装着、追加インジェクター、あるいはボルトオンターボといった足し算のチューニングが幅を利かせていた時代。そんな中にあって『マインズ』はいち早く車載の純正コンピューターを解析し、コンピューター上で燃調や点火時期調整などを調整しエンジンのパフォーマンスアップを図る、当時で言うコンピューター・チューンで名を馳せたことで知られます。
同社が製作するマシーンの一番の特徴は見た目の派手さは追わずに、あくまでその中身と機能美で勝負するスタンス。今回モデルカーのモチーフに選んだのは、N1耐久（現 スーパー耐久）でのホモロゲーション取得のために日産が1991年夏に発売した限定モデル、GT-R N1をベースにマインズがフルチューンした車両。
外観はN1純正のナンバー両脇のエアダクト付きバンパー、フードトップモール、サイドシルプロテクター、そしてプロジェクター式から改められた角型2灯式ヘッドライトなどの他、マインズお馴染みのロゴグラフィックス、社外ホイールと非常に控えめですが、エンジンは600馬力超にまでチューンされ、筑波サーキットのコース2000では1997年に当時としては驚異的な1周1分切り、0'59"181秒というラップタイムをマークしています。
コース2000でのラップタイム向上は単にエンジンパワーを上げるだけでなく、サスペンションチューン、ブレーキチューンなど、クルマのトータルバランスが優れていることが必須となりますが、それを成しえる高度な技術力を誇るのがマインズなのです。

【モデル解説】
チューンドカー版、“羊の皮を被った狼”とでも言うべき、驚異的なパフォーマンスを内に秘めながら控え目なルックスが特徴の、マインズが手掛けたスカイライン GT-R(BNR32) N1を実車に忠実に再現いたしました。
ボディの原型は、実車のスキャンデータを元に、極力それに準じた、意図的な形状の変更などを行わない、客観的なプロポーションを目指して3D CADで設計。これは、今まで発売された弊社のすべてのBNR32に用いている標準車の造形データで、そこにマインズ仕様ならではの差異などを上描きする形で各車の違いを作り分けています。
外観はGT-R N1に準じており、一見してわかるモディファイポイントは社外ホイールと車高・アライメント、そして「Mine’s」の文字をモチーフにしたお馴染みのグラフィックスが入る程度。マフラーはマインズ・オリジナルの大口径タイプに変更されています。
モデル化にあたって、ホイールは近年のマインズ・チューンドカーによく見られる、BBS製 LM-EVOLUTION IIと、1990年代にマインズ スカイライン GT-R(BNR32) N1の開発が始まった頃に装着されていたHINODEX製フォルテクス スクロッサを履いた2仕様を用意いたしました。
前者は真鍮切削原型をホワイトメタル鋳造部品に置き換えたメッシュ/スポーク部分とアルミ削り出し製リムの組み合わせた2ピース構造、後者は真鍮切削原型をホワイトメタル鋳造部品に置き換えた1ピース構造をそれぞれ採用することで、シャープな造形を目指しました。ブレーキも実車同様、AP製のシステムを精緻に再現しております。
ヘッドライトはN1純正状態となりますが、特徴である角型2灯式ヘッドライトはホワイトメタル製パーツにクロームメッキを施したリフレクター＆ハウジングにインジェクション成型のアウターカバーを組み合わせることで実車さながらの表情を実現いたしました。
特徴的なマインズのグラフィックスはデカールでの再現となりますが、その上からオーバーコーティング塗装を施し、丁寧に表面を研磨することで鏡面仕上げとしております。
内装も実車のスキャンデータを元に、320km/hフルスケールメーター、追加メーター（ブースト計/油圧計/トルクスプリット計）、BBSスポーツステアリングホイール、レカロ製SP-Aシート、サベルト製ハーネスなどを追加。塗装による、質感表現にもご注目ください。
GT-Rファンだけなく、1990年代のチューンドカーシーンの熱気を知る方ならば、当時の想い出と共に是非お手元に置いていただきたい1台となっております。