VM DECALS社の1/24デカールです。　カルトグラフ社印刷　B/N対応
キットに付属しているデカールシートは、一見正確で、欠けているロゴはありませんが、
細かく観察して行けば、色々な問題を抱えています。
近年レストアされた個体ではなく、1985－86年の現役時に撮影された写真や映像の
スチルのみを研究し、より正確なデカールシートをデザインしました。

1.マーティーニロゴの縁を正確に、そしてクロームで再現しました。
2.フロントフェンダーのマーティーニ ストライプを正しい幅に修正しました。
3.マニエッティ マレリ ロゴを、時代にあった、正確なものにしました。またピレリやIPRA、“Taurus” なども、実車に貼られていたものを、忠実に再現しました。
4.フロントフェンダーのネームプレートで、コ・ドライバー名の「CRESTO」の、詰められた字間を正確に再現しました。
5.両側のドア前方に貼られるテクニカルパートナーロゴの後ろに、黒色の極細線がドアの縦方向一杯に引かれていました、またロゴの大きさも修正しました。
6.ピレリタイヤのサイドウォールに入る、IDタグ(D,G,S,W)を正確に再現しました。キットの「G5」は、グラベル用を意味し、キットのスリックタイヤには決して貼られていませんでした。
7.スパルコシートのネームは、ドライバー側がSPARCO “FOR” TOIVONENが正解で、コ・ドライバー側はツールドコルスではSPARCOのみと、違いがありました。
8.シートベルトに入るSABELTロゴは、1985年のTRWとの合併後も、翌年当初まで、TRWロゴが入らない旧書体のものが使われていました。
9.ステアリングホイールには、トイボネン専用としてマーティーニストライプが入ります。
10.コスタ スメラルダ ラリーでは、イタリアの仮ナンバーを右ドアに掲示しており、それを初めて再現しています。
11.ツールドコルスラリーより、イタリアの、1985年から変更された、白い新ナンバープレートが使用されました。リアプレートは、右ドアにも掲示されており、イタリア特有の二枚組み構成を、忠実に再現しています。