【車両解説】
カウンタックのプロトタイプと訊いて、多くの方が市販間近の試作車をイメージされると思いますが、今回モチーフとしたのは、カウンタックというクルマが1971年のジュネーブショーで初披露された時の個体で、1974年に発売される市販車とはまったく異なる手法、車体構造で作られたワンオフ車両でした。
楔形フォルムのアウトラインは市販モデルと共通したイメージを持ちますが、ディテールを追っていけば、ドア開口部の形状、サイドウィンドウのサッシュ意匠、左右フェンダー上面から一段落とされたフロントフードや、その後端に備わったエアインテークなど別物であることがわかります。
カウンタックはエンジンの放つ熱の抜けが悪く、その対策が市販化にあたり大きな課題であったと言われていますが、その対策のために大きなインテークなどが備わっていないプレーンな造形に、おそらくはガンディーニの思い描いたカウンタックの理想形があるはずです。
また実車では全長も市販車より10cmほど短くなっています。のちにランボルギーニ大きな名誉をもたらした名車のかけがえのない試作車でありながら、その末路は悲しむべきもので、最終的には前面衝突実験に使用され廃棄されため現存はしていないと言われています。
【モデル解説】
今回はすでに発売済みの、ジュネーブショー出展時の状態の仕様から、若干実用的な改良が加えられた姿を正確に再現いたしました。
その中で行われた“フロントワイパーの追加”を再現した仕様となります。ワイパー追加にあたってはボディ側もワイパー根本部分が台形に切り欠かれており、それに合わせてボディの原型も新造しています。
また、その際に、フロントフードにキーシリンダーが追加され、テールのエンブレムがなぜか“Countach”から“Lamborghini”に変更されたことも確認できたため、それらもすべて反映させております。
非常にマニアックなバリエーションモデルではありますが、弊社のカウンタックへの思い入れを感じ取っていただきたく、思い切って製品化いたしました。熱心なカウンタック・モデルカーコレクター諸兄ならば、先に発売済みのジュネーブショー出展時仕様と並べてお楽しみいただけるはずです。
商品仕様
製品名: | ランボルギーニ カウンタック LP500 ベルトーネ 1971 (後期型) |
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型番: | EM210B |
JANコード: | 4570104426472 |
メーカー: | Make Up(メイクアップ)/EIDOLON(アイドロン) |