ポルシェのスペシャルモデル「ポルシェ 918 スパイダー」をさらにスパルタンなパフォーマンスパッケージを装着した「ポルシェ 918 スパイダー ヴァイザッハパッケージ」を忠実に再現したモデルになります。
【車両解説】
最大限のパフォーマンスと最小の燃費を実現したモデルとして、ポルシェのスーパースポーツ、918スパイダーは2010年のジュネーブショーで発表されました。
事実上、2003~2006年まで製造されたV10エンジン搭載のスーパースポーツ、カレラGTの後継機種にあたりますが、パワートレインを車体中央に搭載している2座のスポーツカーという以外に共通性はほとんどありません。
しかしながら、カーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)製のセンターモノコックにパワートレインを結合したボディおよび CFRP 製サブフレームをドッキングした車体構造は踏襲しています。
カレラGTと918スパイダーの相違点の最たるものは、全車がV10の5.8リッターエンジンを搭載した純ガソリンエンジン車だったのに対し、後者にはル・マンを主眼に開発されたレーシングカーのRSスパイダー用の4.6リッターV8に計3基のモーターを組み合わせたハイブリッド車となっていることでしょう。
その動力性能は市販モデルとしては驚異的なものとなり、最高速度は320km/h、さらに高性能車を測るひとつの指針である、ドイツはニュルブルクリンク北コースのラップタイムは7分を切るなど、直線だけではない圧倒的な速さを証明しています。通常走行であれば、約33km/リッターという低燃費を実現しているのも、コンセプト通りということになります。
さらにそのハイパフォーマンス仕様としてリリースされたのが『バイザッハ・パッケージ』装着車。カーボン製エアロやマグネシウムホイールをによって40kgもの軽量化を行い、ニュルブルクリンクの北コースで、当時のロードカー最速となるラップタイム「6分57秒」を記録したことでも知られています。
【モデル解説】
原型の製作にあたっては日本国内に存在する個体を取材。3Dスキャナーで実車の複雑なディテールや抑揚の効いた面表現を多用したフォルムを客観的に把握。このデータを元に1/43の解像度に合わせた原型を設計しています。
ボディサイドには車体を分断するように大きく口を開けたインテークがデザインされていますが、実車同様のその抉(えぐ)り部分の深さや、シャープさはレジン成型の限界に挑戦するかのような再現度を目指しています。
『バイザッハ・パッケージ』最大の特徴でもあるマグネシウムホイールは強度を確保した上で最大限実車に近づけた3Dデータを作成しました。
※サンプルのリアホイールの形状は正しくありません。製品のホイールは修正されます。
同じくバイザッハ・パッケージ装着車の特徴である、リアバンパーを下方から包み込むような造形のカーボン製ディフューザーも薄くシャープな造形を目指しました。
バイザッハ・パッケージ装着車は多数のカーボン製パーツが奢られ、その多くが上からボディ色などを塗っていない、カーボン地が露出した状態となっていますが、モデルでは当該箇所にカーボンパターンのデカールを貼り、その上からクリアコーティングを施して実車さながらの雰囲気に仕上げています。
今回は実車も存在して高い人気を誇るマルティニカラー他をご用意いたしました。マルティニカラーはデカールを貼り付けた上からクリアコーティングを重ねて、さらに塗装表面を1台1台研磨することで鏡面フィニッシュとした大変手間の込んだ内容となっています。
ポルシェのモデルカーと言えば、どうしても911至上主義になりがちではありますが、先にリリース済のカレラGTと合わせて、“911以外の偉大なるポルシェ”という切り口で、是非コレクションを充実していただければ幸いです。
商品仕様
製品名: | ポルシェ 918 スパイダー ヴァイザッハパッケージ 2011 ホワイト (マルティニストライプ) |
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型番: | EM569A |
JANコード: | 4570104427325 |
メーカー: | Make Up(メイクアップ)/EIDOLON(アイドロン) |