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【車両解説】
2003年のジュネ―ブショーで発表されたカレラGT。「最高峰のポルシェ、イコール、リアエンジンの911」という揺るぎないテーマに挑んだ、ミッドシップ・スーパースポーツでした。
車体はカーボン製のセンターモノコックに、エンジンやサスペンションを組み込んだ同じくカーボン製のリア・サブフレームを結合。ボディ外皮もカーボン製としたことによって、車重は1.4トンを切っており、自然吸気ながら612馬力を発生する5.7リッターV10を搭載する、マルチシリンダー・クラスのスーパー・スポーツとしては“超軽量”な部類に属していました。
フロントサスペンションは大容量のショックアブソーバーを水平方向に寝かせてプッシュロッドを介してサスペンションと連動させるなど、随所にレーシングカーさながらの技術が取り込まれています。
スタイリングは、ポルシェにル・マン24時間初優勝をもたらした917シリーズをモチーフにしているなど、カレラGTはまさに公道を往くレーシングカーのような存在であったと言ってもいいでしょう。しかし、その高性能さゆえに、乗り手を選ぶ扱い辛さを指摘する声も多かったことも事実。映画『ワイルド・スピード』の主人公、ブライアン・オコナーを演じた俳優のポール・ウォーカー氏がクラッシュした同車の助手席で亡くなったことは、皮肉にもカレラGTの名を世界中に知らしめる結果をもたらしました。
【モデル解説】
2003年から2006年まで、1200台あまりしか生産されなかった、ポルシェのミッドシップ・スーパースポーツ、カレラGTを1/18スケールで実車を忠実に再現いたしました。
原型の製作にあたっては、日本国内に現存するカレラGTのオーナー様の協力のもと、実車を3Dスキャンし、そのデータを元に原型設計者による意図的なスタイリングのアレンジなどを行わない、客観的な造形を目指しました。
カレラGTは非常にシンプルなスタイルをしていますが、大きく彫り込まれたサイドのインテークやトンネル構造のリアスポイラーなどは、ボディ本体とサイドパネル、リアフラップ部分を別体とすることで、実車に忠実な形状を再現しています。
カレラGTの外観上の見所のひとつである、ダブルアーチ形状のロールバーから繋がる、ダブルバブル形状のエンジンフードは、メッシュ部分にプレス加工を施したエッチングパーツを組み込み、またそのメッシュ越しに見えるV10ユニットも簡潔ではありますが表現しています。インテリアの造形や細やかな彩色も注目していただきたいポイントとなっています。
ヘッドライトやテールライトはハウジングやリフレクター形状を1/18の限界に近い解像度で造形、彩色し、その上にインジェクション成型品でボディの面に曲率を合わせたクリアカバーを装着しています。
シンプルな5スポークホイールも真円度を重視し、金型を作成し成型部品としました。
軽量化を目的に積極的に採用されるカーボンパーツはデカールと水圧転写の技術を用いて再現しています。艶があるカーボンにはウレタンクリア―の塗布、マット仕上げのカーボンはさらにマットクリアーで質感をアップさせています。
弊社では今後、こちらのカレラGTのバリエーション、さらにその後継機種でもある918スパイダーの開発も進めております。大好評をいただいている911シリーズに加え、是非、ミッドシップのスーパーポルシェたちもコレクションに仲間入りさせてください。
商品仕様
製品名: | 1/18 ポルシェ カレラGT 2004 ガルフブルー |
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型番: | EML070C |
JANコード: | 4570104424812 |
メーカー: | Make Up(メイクアップ)/EIDOLON(アイドロン) |