グランプリシーンに特化した“Racing Pictorial Series by HIRO”の第31弾は、セナが駆った最後の
マクラーレンである1993年のMP4/8にフォーカスします。
前年一杯でホンダ・エンジンを失ったマクラーレンは、開幕当初、型落ちのフォードHBエンジンを
搭載するというハンディを負います。しかしハイテクと先進的なエアロダナミクスを武器にアグレッシヴな
ドライヴィングを展開したセナは、雨がらみのブラジルとヨーロッパで連勝を見せ、特に雨のドニントン
(ヨーロッパGP)での衝撃的なごぼう抜きは今でも語り草となっています。
シーズンを終えてみればウィリアムズを駆ったプロストには及ばなかったものの、5勝を挙げての
ランキング2位。CART王者故に期待された新しい僚友マイケル・アンドレッティはモンツァでの3位
表彰台のみで不発に終わりましたが、終盤3戦でマイケルと交替したミカ・ハッキネンは、期待通りの
速さを見せつけ、新しい時代の到来を予感させました。そしてセナはウィリアムズに移籍……。
転換期にあったグランプリ世界を追い続けたジョー・ホンダ。彼が捉えたセナ+マクラーレン最後の
シーズンをご覧ください。
■収録画像点数は… カラー :約300点
■収録レースは…
●1993年
・南アフリカGP ・ブラジルGP ・ヨーロッパGP ・サンマリノGP ・スペインGP ・モナコGP ・フランスGP
・イギリスGP ・ハンガリーGP ・ベルギーGP ・イタリアGP ・日本GP ・オーストラリアGP