“Racing Pictorial Series by HIRO”の第44弾は、
グランドエフェクト時代を創出した名機ロータス79を駆るマリオ・アンドレッティとロニー・ピーターソンの
ゴールデン・コンビに席巻された1978年シーズンを総括的に振り返ります。
この年のグランプリは前年大きな成功を収めたタイプ78に加えて更に強力なタイプ79を投入したチーム・
ロータスが圧倒的な強さでドライバーズ、コンストラクターズの両選手権を奪いますが、その韋駄天ぶりに
何とか対抗しようと試行錯誤するライバル達のマシーンにも興味深いものがありました。
いまだ各チームのマシーンは画一化されておらず、各々が個性豊かなボディを纏い、特徴的なメカニズムを
内包していたのです。ジル・ヴィルヌーヴにF1開眼させたフェラーリ312T3や、ニキ・ラウダの操縦で一矢を
報いたブラバム・アルファの“ファン・カー”ことBT46B、そのアグリーさ故に目を惹くウルフWR5、“イエロー
ティーポット”ことルノーRS01ターボ、4輪に戻ったタイレル、新興アロウズFA01とシャドウDN9、他にもウィリアムズ、
サーティース、メルツァリオ等々、マシーンのアピアランスはそれぞれに個性的で、そのメカニズムやボディ
ワークのディテールは各々の理想を体現しており、興味が尽きません。
今号では上記の様々なチームの闘いぶりを振り返りますが、特に稀少と思われるディテール写真に関しましては
重点をおいて誌面構成し、模型作りの資料としても役立つ、資料性の高い編集内容を目指します。
どうぞご期待ください!
■収録予定 画像点数は…
カラー :約300点
モノクロ :約300点
■収録予定レースは…
●1978年
アメリカ西 GP、モナコGP、スウェーデンGP、フランスGP、イギリス GP、イタリアGP