1992年のSWC(スポーツカーワールドチャンピオンシップ) シルバーストーンに参戦し、2位入賞を果たした「MAZDA MXR-01 "マツダスピード"」を忠実に再現したモデルとなります。
1992年シーズンは、レギュレーションの変更によりロータリーエンジンを使用することができなくなりました。
マツダは新レギュレーションになり、対応したエンジンをジャッドより、シャーシはTWRから購入し、自社技術で 改良して参戦することになりました。
1992年SWC第3戦はイギリスのシルバーストーンで開催されました。
強力なライバルであるプジョー・トヨタと比べ、1台のみのエントリーであるマツダは予選7位とあまり良い結果を得ることができませんでしたが、 決勝ではプジョーの1号車以外の上位グリッドのマシンがリタイアしてしまい、それに助けられたこともあって2位フィニッシュ、表彰台に登ることができました。
モデル開発にあたり、マツダが国内で保管しているMXR-01を徹底的に取材しました。
3Dスキャンに採寸はもちろん数百の写真を撮影し、実車に忠実な3Dデータを製作しました。 大型の2段リアウィングはEIDOLON FORMULAシリーズで培ったハンダ付けの技術をフィードバック。インジェクションやレジンの一体成型では不可能なシャープさで再現しています。