【車両解説】
2009年創業のシンガー・ヴィハイクル・デザイン。英国を拠点としたロックバンドのギタリストであったロブ・ディクソンが、ポルシェ964をベースに、“リ・イマジン(再考)”をキーワードとした車体の軽量化や高剛性化、エンジンの高出力化、サスペンションの強化などを行ったレストモッドを製作・販売しています。
エクステリアはポルシェ911の初期モデル(1964~1973年型)をオマージュしたものへとダウンデートされ、内外装のカラーリングやマテリアルをオーナーがビスポークできることからも、世界中のセレブリティからの注文が殺到することになりました。
DLSは2017年に発表されたシンガー・ポルシェのエボリューション・モデルで、その名(Dynamics and Lightweighting Study)の通り、カーボンを多用することによって車体重量を1トン以下の990kgにまで抑え、元ポルシェのエンジニアであったハンス・メッツガー氏が開発に携わった、自然吸気ながら4リッターの排気量から500馬力!を発生するエンジンが搭載されています。また2億円というプライスタグも話題を呼びました。
エクステリアも通常のシンガー・ポルシェとは大きく異なっており、大型化されたエアロディバイスやオーバーフェンダー、そしてポルシェ911純正の通称“ポルシェアロイ”ことフックス風のデザインを取り入れた鍛造センターロックがセットされています。またリアクウォーターウィンドウに口を開けたインテークはエンジンのインダクションへと導かれています。
すでに75台の限定生産枠は予約が埋まっており、唯一無二のDLSが世界中にデリバリーされているようです。
【モデル解説】
シンガーDLSはポルシェ964をベースにしたレストモッドです。モデルカーの造形にあたってはまず弊社のポルシェ911のデータにシンガーの内外装の意匠を描き込むことからスタートしています。その後、各種資料からディテールを割り出してそのすべてを反映させ、さらに彩色やマテリアルの使い分けなどを確定しています。
本モデルでは、実車の特徴的なディテールである、エンジン吸気口へとフレッシュエアを導くリアクウォーターウィンドウ部に設置されたインテークや、同じくダクトが一体成型されたリアウィンドウなどには再現性に優れるインジェクション成型のプラスチック製部品を奢っています。
灯火類は質感にこだわってホワイトメタル製部品にメッキを施した高品質部品を使用。
ホイールはインジェクション成型のスポークにエッチング製部品、そして真円性に優れ、質感も実車に近いアルミ削り出しのリムを組み合わせています。
2018年の『グッドウッド フェスティバル オブ スピード』展示車両は、911の生誕70周年をセレブレートする「70」をモチーフにしたグラフィックス、左右非対称のカラーリングが施されたホイールなどが特徴となっています。モデルでもそれらの特徴は実車を忠実にトレースしています。
2019年の『グッドウッド フェスティバル オブ スピード』展示車両は、前年の同イベントで披露されて以来、スペイン、ニュージーランド、オーストラリア、イギリス、米国など世界各地のサーキットや、ボッシュやミシュランのテストコースで試験走行を繰り返して熟成が進んだことをアピールするべく、地名や施設名をボディサイドに書き連ね、さらにボディ上面には「IT’S A WRAP(無事完成した的な意味)」なるグラフィックスがあしらわれています。モデルではそのユニークなグラフィックスに加え、ボディカラーやインテリアの彩色なども実車を忠実に再現しています。
パールホワイトのボディにホワイトのストライプ、バーガンディのディティールが特徴的な一台です。右側のホイールディッシュはバーガンディ、左側はシルバー・ブラックにペイントされておりシDLSらしく遊び心が見て取れます。
インテリアもバーガンディをメインに仕上げられています。
商品仕様
製品名: | 1/18 シンガー 911 DLS パールホワイト/バーガンディ (限定30台) |
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型番: | EML018K |
JANコード: | 4570104424645 |
メーカー: | Make Up(メイクアップ)/EIDOLON(アイドロン) |